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映画『魍魎の匣』

 前作『姑獲鳥の夏』とは随分毛色の違う作品でした。なんていうか、『帝都物語』と『帝都大戦』くらい違います(……すいません、『帝都大戦』はつまんなくなってすぐに見るの止めた記憶が……)。

 前作は狂気と幻想の世界で、イメージで言うと奥深い雪山の清流。すっきりして透明な印象でした。狂っているからこそ明快で理路整然とした論理を展開できる、その感じが再現されていたというか。
 逆に、今回はかなり猥雑な印象を受けました。戦後まもなくの雑多な雰囲気がよく出ていたと思います。前作は物語の範囲がある程度限定されていたので、それとの対比でそう感じるということもあるとは思いますが。
 とはいえ、街の様子なんかはまるで中国で、いくらなんでも違うだろう……と思ってたら中国ロケだったんですね。さすがにあれを日本っていうのは、いくら戦後まもなくでも無理があるだろうと思います(しかも7年経ってるわけだし)。冒頭の戦場シーンも全然日本兵には見えなかったなぁ……。まあわざとなんだろうけど。
 他に前作と大きく違うのはギャグが多かったことですね。結構シリアスなシーンでも笑わせにくるというようなことがありました。この辺も混沌とした雰囲気作りに役立ってますね。

 前作は「妖怪」ということを大きく打ち出していましたが、今回は話に科学・医学が関わっていることもあり、あまり妖怪は感じませんでした。ただ、妖怪=人間という観点からすると、今回の方がより妖怪的と言えるかもしれません。業の深さは今回の方がすごかった。

 というわけで、かなり雰囲気の違う2作ですが……一つ思ったのは、この2つを合わせると映画版の『ドグラマグラ』になりそうだなぁ、ということでした。


(ところで、前作のときも思ったんですが、この時代に「中国」って言うのはおかしいような……時代考証的にはどうなんでしょうか?)

テーマ : 魍魎の匣
ジャンル : 映画

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田中

Author:田中
アニメ最貧国・秋田在住。視聴環境は主に衛星とソフト。
百合とか咲-Saki-とかガルパンとかプリキュアとか特撮とか。

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